2021年度 教会の指針とビジョン
-そこに主のための祭壇を築く-
「ダビデはそこに主のための祭壇を築き、焼き尽くすいけにえと会食のいけにえとを献げた。主はこの国のために祈りに応えられ、イスラエルを襲った疫病はやんだ」サムエル記下24:25
ダビデは主のための祭壇を築き、焼き尽くすいけにえと、会食のいけにえとを献げます。何の為にでしょうか。イスラエルを襲った疫病がやむためにです。ダビデは準備をします。代価を支払って、祭壇の場所と生贄の為の道具、捧げ物を買い取ります。そして、自らの罪の悔い改めと、民の裁きに対する執り成しの祈りをささげます。祭壇を築いて、悔い改めと神との和解、献身と神との交わりを行ったダビデの姿があります。主は、この国のために祈りに応えられ、疫病はやみます。
昨年2020年は全世界が新型コロナウイルス感染で翻弄された一年でした。会堂で集まっての礼拝も中止し、制限されました。今年度もそれは継続しています。私たちの大きな祈りのひとつは、この疫病、新型コロナウイルス感染が収束することです。できないことは一つもない神の全能の力、イエスの御権威によって、この感染の嵐が静まるように、祈りの手を上げ続けていきます。
又、会堂に集まることができず、自宅で礼拝をささげることを余儀なくされています。自宅に置いて、自らが準備し、襟を正して、礼拝の祭壇を築く、これが今年度の目標です。どこの場所にあっても、「霊とまこととをもって神を礼拝する」のです。勝田台キリスト教会の教会員として、インターネット、カセット、文章によって同じみことばを同じ時間に聴き、共に同じ主の御前に、公同の教会に着席している者であること覚えて礼拝します。「そこに主のための祭壇を築いて」、心から賛美し、祈り、信仰告白をし、感謝の献げ物をし、一生懸命にみことばに耳を傾けるのです。
ある世界宣教会議に出席しました時、その時立てられた説教者のことばが今でも心に残っています。「私たちの宣教は人が救われることではありません。まことの礼拝者が生まれることです」と言われていました。誤解しそうな提言ですが、説教者の語る真意はわかります。救われても多くの人が、教会から、礼拝から去って行きます。神はその者も憐みによって救ってくださるでしょう。しかし、救いはいっときのものではなく、生涯、そして永遠に続くものです。
「私は、まことの礼拝者、まことの主の弟子として、信仰の生涯、救いの道を歩み抜きたい。」そのためにも!あなたの自宅礼拝を聖別しましょう。この一年、あなたの、私達のささげる礼拝に、主の豊かなご臨在と祝福がありますように。
2021年5月 教会総会
勝田台キリスト教会 牧師 竹田広志
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