1月5日（日）礼拝説教要約　曽根岡フサ子勧士

「悔い改めてイエス様に従いましょう」　マタイ４：１７

「この時から、イエスは宣教を開始されて言われた。悔い改めなさい。天の御国は近づいたから（マタイ４：１７）」。主イエスが３０歳で公に教えを宣べ始められた時の第一声です。

序、その背景

　「この時から」。主イエスが宣教を始められたのは、バプテスマのヨハネがヘロデ王に捕らえられたその時からでした。バプテスマのヨハネの使命（イエスの道備え、悔い改めのバプテスマ）が終わったのを知って、バトンタッチするかのように宣教を開始されています。

一、悔い改めなさい

「悔い改めなさい」というメッセージは、主イエスが生涯を通して語られた大事なものです。主イエスの語る「悔い改め」とは、単に悪い事や失敗をして後悔する、反省するとは違います。それは、今まで自己中心に歩み、神から離れた心を、神の御前に悔いて、１８０度、神に向け方向変換をするという意味があります。「神へのいけにえは、砕かれたたましい、砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません（詩篇５１：１７）」。神は、私たちのプライド、自尊心、自我といったものが粉々になって、神の御前にへりくだる、そのような人、心を喜ばれます。

二、イエス様に従いましょう

悔い改めて神に向き直った私たちに、主イエスは「わたしに従って来なさい（ヨハネ１：４３）」と呼びかけておられます。主イエスは、悔い改めた者たちが、主イエスを信じ、神の御心に従って生きるようになる事を、切に望んでおられます。主イエスに従っていく時、私たちは変えられます。

三、近づいた神の国

「神の国」とは、神が支配されるところという意味です。神の支配される恵みの中に入る事です。それは、神の義、愛、めぐみに溢れ、憐み、平和に満ちた国です。目に認められる場所ではなく、私たちの心の中にあるのです。そして主イエスは、小さな子供たちを呼び寄せ、彼らを真ん中に立たせ「悔い改めて、子供のようにならない限り、決して天の御国には入れません（マタイ１８：１～４）」と言われました。

多くの先達たちは、苦難、迫害の中にあっても主イエスに従う道を歩み、「神の国」を獲得しました。悔い改めて、主イエスに従う者に、主は豊かに聖霊を与え、満たし、神の御支配の下に置いて下さいます。

２０２０年、「悔い改めなさい」「わたしに従って来なさい」と語られる主イエスのおことばに素直に従って、新しい歩みを始めてみませんか。主イエスの愛と恵みに満ちた、神の御支配の下にあなたを委ねてみませんか。