2月9日(日)礼拝説教要約

「イエスの権威ある教えと力ある業」   マルコ1:21~39

イエスの活動拠点は、ガリラヤのカペナウム。イエスの公的宣教期間は三年。

1、イエスの権威ある教え(:21~22)

 最初、イエスはガリラヤ地方各地に点在している会堂で人々を教えられた(:21、39)。そして、聞く人々はイエスの教えに驚いた。それは律法学者達のようにではなく、権威ある者のように教えられたからである。

 律法学者、ラビ(教師)は、会堂で聖書の巻物を朗読し、その戒めを解説し、六一三(ミツワー)の戒めを守るように教えた。「神の民は、聖書の全ての戒めに従って生活しなさい」。

 一方、イエスの教えは全く異なっていた。聖書の約束は成就した。「わたしに従ってきなさい」と招き、山上の説教では、「あなたがたは聖書の戒めをこのように聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います」と話している。

 身近な日常生活にある出来事でたとえ話を作り、「神の国」について話された。難しい戒めの解説ではない。学者たちのようにではなく(福音を伝える上で、私達が心得ていなければならない事)、日常生活に生き生きとした、神の愛と、神への信頼を呼び起こし、イエスに従う決断を促すメッセージであった。

2、力ある業(:23~31)

 悪霊を追い出す(:23~27、39)。汚れた霊につかれた人(:23)に対してイエスは彼らを戒め、従わせ(:27)、悪霊につかれた者(:32)にもの言うのをお許しにならず、彼らを追い出された(:34)。人々は悪霊を追い出すイエスの権威ある、新しい教えに驚いた。

 病を癒す(:29~31)。シモン(ペテロ)のしゅうとめの熱病を癒す。

 イエスの評判はすぐにガリラヤ全地に広がった(:28)。町中の人々がイエスのもとに集まって来た。人々は病人や悪霊につかれた者をみなイエスのもとに連れてきた(:32)。

 イエスは、様々な病気に苦しんでいる多くの人々を癒し、多くの悪霊に悩まされているものから、悪霊を追い出された(:34)。人の苦しみの原因から人々を解放し、回復し、癒された。

 イエスの宣教は、教えと癒し(悪霊を追い出し、病人を癒す)が常にセット。福音はことばと力。いずれもが必要。今日も同じ。

 イエスの宣教の働きが進むに連れ、イエスのもとに多くの人々が「集まってきた」(:32~33)。集める宣教ではなく、集まってくる宣教。人々が集まって来る理由、それはイエスの魅力・力に溢れている場所である事。

(イエスの祈り35節は保留)

「出て行って、福音を知らせよう」(:38)

 待っている宣教ではなく、出て行く宣教。私達は主イエスのもとから、この場所から 遣わされる者たち、という自覚。祝福と聖別と、そして派遣(礼拝の祝祷の意味)。何の為の祝福か。私達が神の祝福を受ける事はもちろん。その祝福を出て行って、持ち運ぶ者として、分け与える者としてこの祝福はある。

竹田広志's Ownd

千葉県八千代市勝田台7-27-11 電話 0474-84-5045 牧師 竹田広志

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